舟石林道(三重県亀山市) |
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この林道は先に紹介した『安楽越え』の安楽林道の三重県側の支線である。安楽峠を越えて三重県側に下った所に、石水渓という大変水の美しい渓がある。山間部で、川(安楽川)の上流部なので川幅は広くない。しかし木々の美しさやそれによってできる涼しい日陰、水の透明感、冷たさなどがあいまって、夏場には多くの人が訪れる。 |
2000年7月撮影 |
ここの写真を撮影したずっと以前に三重県側から安楽越えをしようとしたことがある。石水渓で涼んで、それから安楽峠を越えて・・・という計画、というか思いつきで出かけたのだった。その日は真夏の猛烈に暑い日、しかも休日。もともとここは山間部で道が細くカーブも多く、路面の状況もあまりよくない。もちろん舗装されてはいるのだが、場所によっては路肩も弱い。2台の車がすれ違うことのできない部分もかなりある。そのため待避所が設けられているのである |
2000年7月撮影 |
その日、「こんな所まで人は来ないだろう。」と思ったのが大きな間違いだった。まず、ゴルフ場を越えたあたりからいつもより車が多いのが気になった。そして石水渓に近づくにつれて車が詰まりだした。「石水渓を訪れる人たちだろう。それなら石水渓にあるキャンプ場を越えたら大丈夫だろう。」と思って安心していた。しかし石水渓を前に車はほとんどストップ状態。キャンプ場の駐車場が既に満車なのだ。そして停められない車がどんどんとキャンプ場を越えて路肩駐車のスペースを求めて道を上り始める。しかし、ただでさえ細い道、車を停めるスペースなどあるはずがない。そこにはわずかなスペースを求めて場所の取り合いが・・・。待避所がまたたく間に車で埋まる。次の待避所を駐車場にしようと車が上る、そこも既にいっぱいになっている。それに加えて滋賀県側からも石水渓を目指して車が下りてくる。しかし待避所が車で埋まってるため、すれ違いなどできるはずがない。双方にらみ合い・・・。自分が待てばすれ違いができるのに、先を急ぐあまり無理に突っ込んでくる車。側溝にタイヤを落とす車・・・。さらに渋滞・・・。もう動けない・・・。 |
私は渋滞が大の苦手である。待つのが嫌なのではない。我先にと争う人間の姿を見るのが嫌なのだ。静けさを求めて出かけた先で渋滞に合うと、もうその日一日ブルーな気分になってしまう。できるだけ渋滞になりそうなところに近づかないように気を配っているのだが、時にこういう失敗をしてしまう。 |
2000年7月撮影 |
さて、この舟石林道であるが、どこまでいけるのかは、わからない。看板の地図を見る限り、たぶん短い林道だと思うのだが、この時は路面状況が悪くなり、途中で通行止めとなっていた。しかし、ほとんど人の気配を感じない雰囲気、水の美しい川、荒れた路面、など決して悪い印象はなかった。 |
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