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今から約50年前の1967年夏、ズタ袋を背負った2人のヤンチャな高校生が、県境に近い山奥の集落へと向かった。集落の名は「越波(おっぱ)」、岐阜県の最奥ともいえる山峡の村だ。バスが通う最終の村「能郷」からは、12kmもの山道をひたすら歩く。車1台がようやく通れるほどの細い道、そこから見えるのは目がくらむような深い谷と連なる山々、そして幾つもの地蔵さんや供えられた花。好奇心旺盛な2人にとっては魔界の入り口とも思えるような、今までの生活では決して見ることのできなかった別世界。やがて「越波」の古刹「願養寺」へ。そして始まる、夏の夢物語・・ |
■e−konの道をゆく■ |